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グローバルな視点を持って
新旧のエネルギーの可能性に
挑戦する

K.M


産業・船舶燃料事業部 兼 需給部(三菱商事兼務出向) 入社2019年

学生時代に海外へ行き、またアルバイトで外国人従業員と一緒に働く中で日本だけに限らず社会に貢献できることに携わりたいとインフラやエネルギー関連の仕事に興味を持ち、当社に入社。入社以来、産業・船舶燃料事業部で重油の安定供給に携わりながら次世代エネルギーにも関わる。

現在の仕事は?

石油の安定供給を図りながら
次世代エネルギーの輸入に挑戦

現在、電力会社向けの原重油販売、三菱商事が管理している福島県、広島県にあるオイルターミナルの在庫管理に伴う原重油の輸出入、次世代燃料の事業開発などを担当しています。全国の電力会社と関わりを持っているので、本社内の業務に加え、出張もあり、充実した毎日です。また、次世代燃料として、船舶用の重油に配合する廃食用油を利用したバイオディーゼル(FAME)を輸入するプロジェクトでは、各方面との打ち合わせを重ね、税関に輸入の申請するなど、さまざまな準備、業務を多くの人と協力して実現させました。そうして用意された船舶用燃料「バイオバンカー」は、すでに実際の船で利用されています。この多くの人と関わり、調整をしながら目標を達成するためにアレンジしていくことは、まさに商社ならではの仕事だと感じています。

仕事のやりがい

社会的意義の強い仕事を
若手のうちから裁量を持って遂行

入社した年の7月からの1年間、担当の先輩から教えを受けるインストラクター制度があるのですが、それが終わると、早くから自分である程度判断を行う仕事に携わっていきます。当社は石油製品を扱う商社なので、扱う商材の量も金額も大きく、その中で、上司に承認を受けながらではありますが、若手のうちから自分である程度判断をし、仕事を進めていくことができるのは魅力です。バイオバンカーも5年目で関わった仕事で、プロジェクトを進めるためにシンガポールに事前調査に出向くなど準備を進めて実現させました。多くの人と関わりながら、グローバルでダイナミックな仕事ができる、社会で必要とされているものを動かせることはやりがいになっています。

今後のビジョン

脱炭素やIT化に向かう社会的な過渡期
だからこそエネルギーの未来に挑戦

カーボンニュートラルに向けた機運が高まる中で、以前のように石油製品の輸入をできるだけ増やしていこうという時代ではなくなりましたが、石油製品の需要が急激に減少するわけではなく、安定供給を維持することがとても重要です。石油製品は緊急時には輸入しなければならないので、そうした調整がより一層必要ですし、一方で次世代エネルギーへの期待もあり、バランスを見ながらこれからの需要に応えていけるように尽力していきます。そのためにも、日頃から社会の動向に目を向け、自分だったらどうするのかを常に考えるなど思考力を鍛え、仕事に役立てていきたいと思います。
また、今まで重油を中心に扱ってきましたが、ガソリンや中間留分の仕入・販売なども担当することになったので、そちらにも力を入れていきたいと考えています。

三菱商事エネルギーの良いところ/メッセージ

社会問題を解決するビジネスに関わっていく

石油製品のこれからについて、課題はいろいろとありますが、エネルギーは必要であり、私たちの取り組み方で将来が変わっていく重要な局面にあると感じています。そのような重要な時期に、当社では若いうちから裁量のある仕事ができ、やりがいがあると思います。また、会社も若手が仕事力をつけるために、さまざまな機会を用意してくれています。私は、APPEC(アジア太平洋石油会議)が開かれるタイミングに合わせ、入社6年目にシンガポールに1月半ほど研修を兼ねた出張に行く機会がありました。シンガポールはアジアにおけるエネルギー業界のハブでもあり、多くの石油関連企業が集まり、APPEC期間中は各石油会社主催のレセプションが何箇所も開かれ、そのような場所で業界に関わるたくさんの人に出会えたことは、今の自分の糧になっています。社会に欠かせない重要な事業に関わることに興味があれば、ぜひ一緒に働きましょう。